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変形性膝関節症 |
女性のお年寄りの多くはひざ関節の痛みに悩まされています。これはよく知られているように軟骨がすりへってしまったことが原因です。人種的にも特徴があり、O脚の多い日本人は内側がすりへることが多く、逆にX脚の多い欧米人は外側がすりへることが多いとされています。 軟骨の表面はゆで卵のようにつるつるしていますが、長年使い続けた摩擦のせいでケバ立ってしまい、滑らかに動かず炎症・痛みがでるのです。 軟骨には「再生しない」という大きな特徴があります。硬い骨でさえ削られたり折れたりしても、時間とともにそのキズの表面には新しい骨の細胞が再生し、形作られていきます。これは骨の中にも血管が通り、血液が循環しているためです。 しかし、軟骨には様々なものを運んでくる血液の流れがありません。そのため一度キズがつくと、2度と再生できないのです。同じ成分を外から吸収して再形成する方法というのは、残念ですが今のところ医学的には証明されていません。整形外科的な治療法としてヒアルロン酸の注射があります。 これは関節内の摩擦を減らすためヒアルロン酸を注入し一時的にすべりをよくする方法です。ですがお薬が切れると再度痛みが起こってきます。炎症を起こすたびに膝に水がたまり、その度ごとに水を抜いてもらうといった治療を受けている方も多いと思います。
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当院では関節の動きを滑らかにする運動療法でのアプローチをしています。これは筋肉の働きを向上させることで、残っている軟骨をうまく使えるように機能を取り戻す方法です。炎症が引いてくれば、たまった水は自然に吸収されるようになります。 それでもかなり変形がすすみ、戻せない段階だと治療は難しくなります。超音波で見ると軟骨がほとんど残っていない状態で痛みを訴えていらっしゃる方もいます。できるだけ早い段階で治療を受けることが望ましいのです。
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